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マルバウツギ(丸葉空木)
 マルバウツギ(丸葉空木)は、アジサイ科ウツギ属の落葉低木です。日本固有種で、関東以西の本州、四国、九州に分布します。名の由来は、葉がウツギよりも丸みのある形状で、茎が中空である事から。英名は、Fuzzy deutzia。

 アジサイ科(Hydrangeaceae Dumortier, 1829)は、北半球の温帯から亜熱帯に16属約190種が分布します。この分類はAPG及びクロンキスト(1988)分類体系によるもので、新エングラー体系ではユキノシタ科(Saxifragaceae Juss. (1789))になります。ウツギ属(Deutzia Thunberg, 1781)は、東アジアとアメリカに約60種、東アジアからヒマラヤに約50種、メキシコに2種があり、日本には7種が分布します。

 日当たりの良い山地に生えます。樹高は30~150cm、樹皮は灰褐色で幹は中空です。枝は紫褐色で細く、分枝します。葉は対生します。柄があり、基部は円形、卵形から卵状楕円形で鋸歯があり、長さ4~7cm。両面に星状毛が密生し、ざらつきがあります。花序の下にある葉は柄が無く茎を抱きます。徒長枝の葉柄は極短くあります。秋に紅葉します。

 花期は5月頃で、枝先に長さ5cm程の円錐花序をつけます。花序全体に星状毛が密生します。花は白色で、花径10~15mm、上向きに咲き平開します。萼片5、花弁5枚の離弁花です。花盤は橙色で目立ちます。雄しべは10個で花糸に翼があり、基部が太く先は細くなります。葯色は黄色。雌しべ花柱は3裂します。両性花です。果実は蒴果です。径3mmの椀形で、花柱が残り、星状毛が密生します。熟すと茶色になり、裂けて種子を出します。染色体数は、2n=26。

Japanese common name : Maruba-utugi
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Deutzia scabra Thunb.

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左:花序 右:橙色の花盤が目立つ

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左:葉裏には星状毛が密生し脈上で開出毛が目立つ 右:葉表
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花序下の葉は柄が無く茎を抱く


マルバウツギ(丸葉空木)
アジサイ科ウツギ属
学名:Deutzia scabra Thunb.
花期:5月 落葉低木 樹高:30~150cm 花径:10~15mm 果期:9~10月

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【学名解説】
Deutzia : Johan van der Deutz (1743-1788)に因む/ウツギ属
scabra : scaber(凸凹がある・ざら付いた)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
---
Hydrangeaceae : Hydrangea|hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ科
Dumort. : Barthelemy Charles Joseph Dumortier (1797-1878)
Juss. : Antoine Laurent de Jussieu (1748-1836)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から12.25km 左岸土手 2007.05.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 30 May 2007
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by pianix | 2007-05-30 00:00 | | Trackback | Comments(2)
コゴメウツギ(小米空木)
 コゴメウツギ(小米空木)は、バラ科コゴメウツギ属の落葉低木です。朝鮮半島や中国、日本に分布します。国内では北海道から九州にかけて分布する在来種です。名の由来は、小さい蕾を小米に見立てたもの。小米は砕けた米粒の事。ウツギは茎が中空である事から。英名は、Lace shrub。

 バラ科(Rosaceae Juss. (1789))は、南極を除く、ほぼ全ての大陸に約107属3100種が分布します。コゴメウツギ属(Neillia D.Don (1825)) は東アジアに5種、日本には2種が自生します。旧属名は、Stephanandra Siebold et Zuccarini, 1843。

 山間部に叢生します。樹高は1~2m。樹皮は灰褐色で、縦に細い裂目があり、中空1)です。枝は細く髄があり、良く分枝します。葉は互生します。長さ20~60mm、幅15~35mmの三角状広卵形で、先端は尾状に伸びた鋭尖頭、重鋸歯があり葉縁は羽状に裂けます。葉は黄緑色で葉裏は白味を帯び両面に散毛があります。

 花期は、5月から6月頃。枝先や葉腋から花柄を出し総状花序をつけます。花は白色でヘラ形の花弁5枚があり径4~5mm。萼は花弁より短い卵形の白色で5枚があり、花弁と合わせて10枚に見えます。日が経つと黄白色になります。

 旧属名は、雄しべが雌しべの周囲に輪状に並ぶ事が属名の由来となっています。stephanos(冠)+andron(雄しべ)で、周囲に雄しべが囲むとの意味合いです。雄しべは10個で葯の色は黄色。雌しべが中央に1個の両性花です。果実は袋果です。球形で径2~3mm。種子は1~2個あり約1mmです。染色体数は、2n=18 (Yoshikane Iwatsubo and Naohiro Naruhashi, 1992)。

1)中空茎の植物は、木本、草本に関わらず多くが存在しています。また、初めは髄が詰っていて、時間経過と共に柔らかい髄の細胞質が壊れて消失し、中空になる場合があります。コゴメウツギの場合は、古くてある程度の太さの茎が中空になります。葉を付けた枝には髄が詰っています。

Japanese common name : Kogome-utugi
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Neillia incisa (Thunb.) S.H.Oh

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左:花(径4~5mm)と蕾 右:雄しべ10本が雌しべを取り囲む

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左:一見すると花弁が10枚のように見える 右:蕾
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裏側から見た萼の様子。長い方が花弁で短いのは萼
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茎標本
【詳細説明】 左から外径(内径) : 11.6mm(6.4mm)。10.5mm(5.3mm)。8mm(2.7mm)、2.42mm(1.8mm)。左は完全に空洞で多数の蟻が入っていた。左から2番目はオレンジ色に変色した髄が詰っていた。左から3番目は細い空洞。左から4番目は葉が付く枝で白色の髄が詰っている。ラベル表記は、旧属名。


コゴメウツギ(小米空木)
バラ科コゴメウツギ属
学名:Neillia incisa (Thunb.) S.H.Oh
synonym : Stephanandra incisa (Thunb.) Zabel
花期:5月~6月 落葉低木 樹高:1~2m 花径:4~5mm 果期:9~10月

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【学名解説】
Neillia : Patrick Neill (1776-1851)氏の/コゴメウツギ属
incisa : incisus(鋭く裂けた)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
S.H.Oh : Sang-Hun Oh (?- )
---
Stephanandra : stephanos(冠)+andron(雄しべ)/コゴメウツギ属
Zabel : Hermann Zabel (1832-1912)

撮影地:静岡県静岡市
千代山(Sendai-Yama) 2007.04.30
安倍城跡(Alt. 435m) 2014.05.26
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

26 May 2007, 27 May 2014
Last modified: 17 December 2015
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by pianix | 2007-05-26 00:00 | | Trackback | Comments(0)
イカリソウ(碇草)
 イカリソウ(碇草/錨草)は、メギ科イカリソウ属の多年草です。本州の太平洋側に分布します。名の由来は、花の形状が船舶のイカリ(碇)に似ることから。中国名は、淫羊藿(yínyánghuò)。英名は、Barrenwort、Bishop's hat、Fairy wings、Horny goatweed等。

 メギ科(Berberidaceae Juss. (1789))は、北半球の温帯を中心に約15属570種が分布します。日本には22種が自生します。イカリソウ属(Epimedium L. (1753))は、ヨーロッパからアジアにかけて約25種が分布します。日本には4種3亜種があると言われています。

 山地の明るい林床や斜面に自生します。塊状の地下茎があり木質化します。細長く硬い茎を数本叢生し、20~40cmに斜めに立ち上がります。1本の茎に長い葉柄を出し葉を付けます。葉は2~3回3出複葉です。複葉(compound leaf)は、全裂して2以上に分かれている葉の事です。その分かれた葉を小葉(leaflet)と呼びます。両側に出ている小葉が側小葉(lateral leaflet)で、先端にある小葉は頂小葉(terminal leaflet)です。この小葉が3枚付くものを3出複葉(ternate leaf)と呼びます。この3出複葉がさらに複葉となるものを再複葉(decompound leaf)と呼びます。3回繰り返されるものが3回3出複葉です。この名称は、葉の付き方の形式を複数組み合わせたものである事が分かります。小葉の長さは3~8cmで、基部が心形となり、ゆがんだ卵形をしています。葉の縁には小さな刺毛、葉裏には開出毛があります。

 花期は、4月から5月にかけて。茎の途中から長い花柄を出して総状花序を付けます。萼片は2重になり、外萼片と内萼片のそれぞれに4枚、計8枚があります。外萼片は開花前に脱落します。花の径は2cm内外。花色は紅紫色、淡紅紫色、桃色、淡桃色、白色等があります。花弁は4枚で基部に15~20mmの長い距があります。両性花で雄しべ4個、雌しべ1個があります。他の株の花粉が必要な自家不稔性で、他家受粉によって結実します。子房上位。染色体数は2n=12。果実は袋果です。長さは5mm~30mmで、裂開して5~8個の種子を出します。種子には白色の種枕(しゅちん・caruncle)があり、これを好む蟻などに運ばれ種子が散布されます。

 母種は、ヤチマタイカリソウ(八衢碇草)Epimedium grandiflorum C.Morren var. grandiflorumで、本州から九州にかけて分布します。日本海側には、葉が常緑のトキワイカリソウ(常磐碇草)Epimedium sempervirens Nakai、淡黄色の花をつけるキバナイカリソウ(黄花碇草)Epimedium koreanum Nakaiがあります。

 生薬の淫羊霍(いんようかく)は、ホザキノイカリソウ(穂咲の碇草)Epimedium sagittatum (Siebold et Zucc.) Maxim.の全草を乾燥させたものです。中国原産です。有効成分はフラボノイド配糖体のIcariinで、強壮・強精剤として用いられます。

Japanese common name : Ikari-sou
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Epimedium grandiflorum C.Morren. var. thunbergianum (Miq.) Nakai

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左:花期の萼片は4枚。 右:葉の縁に刺毛がある
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▲ホザキノイカリソウ(穂咲の錨草)/撮影地:静岡県立大学薬草園 2006.04.06
Epimedium sagittatum (Siebold et Zucc.) Maxim.


イカリソウ(碇草)
メギ科イカリソウ属
学名:Epimedium grandiflorum C.Morren var. thunbergianum (Miq.) Nakai
花期:4月~5月 多年草 草丈:20~40cm 花径:約2cm

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【学名解説】
Epimedium : 地名のMediaに由来するepimedion/イカリソウ属
grandiflorum : grandiflorus(大きい花の)
C.Morren : Charles Francois Antoine Morren (1807-1858)
var. : varietas(変種)
thunbergianum : Carl Peter Thunberg (1743-1828)氏の
Miq. : Friedrich Anton Wilhelm Miquel (1811-1871)
Nakai : 中井猛之進 Takenoshin Nakai (1882-1952)
---
*Epimedium sagittatum (Siebold et Zucc.) Maxim.
sagittatum : sagittatus(やじり形の)
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
Zucc. : Gerhard Zuccarini (1790-1848)
Maxim. : Carl Maximowicz (1827-1891)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/千代山(Sendai-yama, Alt.226m) 2007.04.05
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 17 May 2007
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by pianix | 2007-05-17 00:00 | | Trackback | Comments(4)
ヒトリシズカ(一人静)
 ヒトリシズカ(一人静)は、センリョウ科チャラン属の多年草です。東アジアの温帯に分布し、国内では北海道から九州にかけて分布します。名の由来は、1本の花穂を磯禅師の娘で源義経の愛妾である静御前(Ca.1165-1211)が一人で舞う姿に見立てたもの。別名のヨシノシズカ(吉野静)は吉野山で舞う静御前の事で、マユハキソウ(眉掃草)は花穂の形状を白粉をつけたあとで眉を払う化粧道具のブラシに見立てたものです。中国名はギンセンソウ(銀線草、yín xiàn cǎo)。

 センリョウ科 (Chloranthaceae R.Br. ex Sims, 1820) は、熱帯地方を中心に5属約60種が分布します。日本には1属4種があります。花被が無い、雄しべ1~3個と雌しべ1個の花を付けます。チャラン属(Chloranthus Swartz)は、日本には3種1)があります。

 山地の林内に自生します。茎は直立して叢生し、高さ20~30cmになります。紫褐色で節があり、節に鱗片状の葉がつきます。葉は、茎の先端に対生し、4枚を輪生状につけます。この様に、葉の節間が短縮して輪生に見えるものを偽輪生(false verticillate)と言います。濃緑色で光沢があり、長さ6~10cmの楕円形から卵状楕円形で、先端は尖り、周囲には細かな鋸歯があります。

 花期は、4月から5月頃。茎頂に1個の穂状花序をつけます。花序の長さは1~3cm程度です。花は萼片や花弁は無く、雌しべと雄しべだけがあります。雌しべは短く柱頭は透明感があります。雄しべは長さ3~5mmで、雌しべの根元下方に付きます。白色の糸状で3分岐し、中央を除いた外側の雄しべ花糸(かし・filament)基部に黄色の葯(やく・anther)を1個ずつ計2個付けます。葯は、花粉をつくる袋状の器官です。花糸先端に付くものが多い中、本種は根元につきます。夏以降に、茎の節から細い花序を出し閉鎖花をつけます。果実は核果です。緑色の広倒卵形で長さは3mm程。染色体数は2n=30。

 類似種に、絶滅危惧II類(VU)に指定されているキビヒトリシズカ(吉備一人静)があります。花糸がヒトリシズカよりも長く、葯が花糸の基部中央に2個、両外側に1個ずつの計4個をつけます。

1)日本のチャラン属3種
キビヒトリシズカ(吉備一人静)Chloranthus fortunei (A.Gray) Solms
ヒトリシズカ(一人静)Chloranthus quadrifolius (A.Gray) H.Ohba et S.Akiyama
フタリシズカ
(二人静)Chloranthus serratus (Thunb.) Roem. et Schult.

Japanese common name : Hitori-shizuka
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Chloranthus quadrifolius (A.Gray) H.Ohba et S.Akiyama

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左:輪生状に付く葉と穂状花序。 右:白い雄しべ花糸の基部に黄色の葯が付く

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左:葉には鋭い鋸歯がある 右:茎の節には鱗片状の葉が付く
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果実は核果


ヒトリシズカ(一人静)
別名:ヨシノシズカ(吉野静)/マユハキソウ(眉掃草)
センリョウ科チャラン属
学名:Chloranthus quadrifolius (A.Gray) H.Ohba et S.Akiyama
synonym : Chloranthus japonicus Siebold
花期:4月~5月 多年草 草丈:20~30cm 花穂長:1~3cm

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【学名解説】
Chloranthus : chloros(黄緑)+ anthos(花)/チャラン(茶蘭)属
quadrifolius : 四葉の
A.Gray : Asa Gray (1810-1888)
H.Ohba : 大場秀章 Hideaki Ohba (1943- )
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
S.Akiyama : 秋山 忍 Shinobu Akiyama (1957- )
---
synonym : (シノニム) 同意語、異名
japonicus : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
---
fortunei : Robert Fortune (1812-1880)の
Solms : Hermann Maximilian Carl Ludwig Friedrich zu Solms-Laubach (1842-1915)
---
ca. : circa(約、およそ)

撮影地:静岡県静岡市
千代山(Sendai-yama, Alt.226m) 2007.04.04 / 04.05 / 04.06 / 04.26
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

20 April 2007
Last modified: 15 July 2015 (Scientific name update)
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by pianix | 2007-04-20 00:00 | | Trackback | Comments(4)
早春の野草・その7
 コハコベ(小繁縷)は、道路脇にも生えています。山間部には一面にコハコベが生えている場所があります。茎色は赤紫色です。花弁は10枚のように見えますが、1枚が深く切れ込んでいる為で、実際は5枚です。花弁は萼片と、ほぼ同じ長さになります。名の由来は、ミドリハコベと比べて小型であることから付けられたと思われます。帰化植物です。

Japanese common name : Ko-hakobe
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Stellaria media (L.) Vill.

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上:茎色は赤紫色 左:花冠 右:果実は卵形の蒴果で6裂する(240x320/12kB)

コハコベ(小繁縷)
ナデシコ科ハコベ属
学名:Stellaria media (L.) Vill.
花期:3月~9月 1年草 草丈:10~20cm 花径:5~7mm

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【学名解説】
Stellaria : stella(星)/ハコベ属
media : medius(中間の・中間種の)|複数形media|中性名詞medium
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Vill. : Dominique Villars (1745-1814)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.01.26
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]



 ミドリハコベ(緑繁縷)は、茎色や全体が緑色であることから付けられた名と推測されます。花が緑色である訳ではありません。一般には、ハコベ(繁縷)と呼ばれています。茎には片側一列に並ぶ列毛があります。花弁は萼片より少し短めになります。花柱は、コハコベ、ミドリハコベとも3本です。また、花後に下を向いた花柄は、熟すと上を向きます。在来種(史前帰化植物)です。

Japanese common name : Midori-hakobe
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Stellaria neglecta Weihe
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茎は緑色、片側一列に並ぶ列毛がある

ミドリハコベ(緑繁縷)
ナデシコ科ハコベ属
学名:Stellaria neglecta Weihe
花期:3月~9月 越年草 草丈:10~30cm 花径:6~7mm

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【学名解説】
Stellaria : stella(星)/ハコベ属
neglecta : neglectus(顕著でない・見逃しやすい・つまらぬ)
Weihe : Carl Ernst August Weihe (1779-1834)

撮影地:静岡県静岡市
駿河区谷田 2007.02.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 9 February 2007
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by pianix | 2007-02-09 00:00 | | Trackback(1) | Comments(2)
ザクロソウ(柘榴草)
 ザクロソウ(柘榴草)は、ザクロソウ科ザクロソウ属の1年草です。日本、朝鮮、中国、インドの東アジや南アジアの熱帯・温帯に分布します。国内では、本州・四国・九州・沖縄に分布する在来種(稲栽培に伴う史前帰化植物)です。名の由来は、葉や果実がザクロ(柘榴)に似ている事から。中国名は、粟米草(sumicao)。

 ザクロソウ科(Molluginaceae Bartl. (1825))は、ツルナ科の子房上位のものを独立させた科で、日本には1属1種が自生し、1種が帰化しています。ザクロソウ属(Mollugo L. (1753))は、日本には本種の他、帰化植物のクルマバザクロソウが分布します。

 茎は毛が無く、多数に分枝して、高さ10~25cmになります。茎の下部に付く葉は3~5個ずつ偽輪生します。偽輪生とは、葉の付き方が互生でありながら、節の間が詰まる事により、対生や輪生のように見える葉序の事です。上部では対生します。葉の形状は披針形から線状披針形で、長さ1~3cm、幅3~7mm。肉厚で光沢があり、全縁で葉柄はほとんどありません。

 花期は7月から10月頃。茎頂に、まばらな集散花序をつけます。花柄は2~6mm。花は径約3mmで、花弁が無く白緑色の萼片5個があります。萼片は楕円形で先端が丸まります。雄しべは3~5本あり、中央の子房から花柱3個を出します。子房上位。花後は項垂(うなだ)れます。果実は蒴果で、径約2mmの楕円形から円形で暗紅色、種子は約0.5mmの球形で点状突起があります。中国では腹痛や下痢治療の民間薬としてとして用います。

 近似種に、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、葉が4~7個ずつ偽輪生し、花が葉腋に束生するクルマバザクロソウ(車葉柘榴草)Mollugo verticillata L.があります。

Japanese common name : Zakuro-sou
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Mollugo stricta L.

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左:草丈は10~25cm 右:偽輪生する葉
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花径は約3mm。花被片5、雄しべ3~5、花柱3


ザクロソウ(柘榴草)
ザクロソウ科ザクロソウ属
学名:Mollugo stricta L.
synonym : Mollugo pentaphylla L.
花期:7月~10月 1年草 草丈:10~25cm 花冠径:約3mm

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【学名解説】
Mollugo : Galium Mollugoの古名を転用/ザクロソウ属
stricta : strictus(硬い、剛直の、直立の)
L. : Carl von Linne (1707-1778)
---
synonym : (シノニム) 同意語、異名
pentaphylla : pentaphyllus(五葉の)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から8.5km 左岸河川敷 2006.10.09
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

24 November 2006
Last modified: 22 July 2015 (Scientific name update)
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by pianix | 2006-11-24 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ヒキオコシ(引起こし)
 ヒキオコシ(引起こし)は、シソ科ヤマハッカ属の多年草です。日本や朝鮮半島に分布します。日本では、北海道西南部から九州にかけて分布する在来種です。名の由来は、この汁を飲ませると胃痛の病人を引き起こせるとの言い伝えからで、別名のエンメイソウ(延命草)も同様です。

 シソ科(Lamiaceae Martinov (1820))は、北半球の地中海沿岸や中央アジアを中心に約250属7000種が分布します。日本には約28属90種があります。保留名である新エングラー体系でのシソ科の学名Labiataeは、Labea(唇)に基づいた名称で、戦前は唇形科とされていました。英名ではMint familyと言われるように、香気を持つものが多くあります。ヤマハッカ属(Isodon (Schrader ex Bentham) Spach, 1840)は、日本、中国、ヒマラヤ、東南アジアにかけて96種が分布します。Plectranthus*)やRabdosiaの属名が使われる事があります。

 地下茎があり、直立し、高さ50~100cmになります。茎は4稜(断面四角形)があり、下向きの毛があります。葉は対生します。長さ5~15cm、幅3.5~7cmの広卵形で、鋸歯があり、葉脈上に短毛があります。先端は鋭頭。葉柄は翼があり1~5cm。

 花期は9月から10月。枝先や葉腋から5~20cmの円錐花序を出し、白色で淡青紫色を帯びた唇形花をつけます。花冠の長さは5~7mm。上唇は4裂して立ち上がり、紫色の斑点があり約2mm。下唇は浅く2裂した舟形で約3mmです。萼は5裂し、灰白色の短毛が密生します。雄しべは4本で、二強雄しべ。果実は堅果で長さ約1.5mmの小斑点がある楕円形です。

 茎葉を乾燥させたものを、生薬エンメイソウ(延命草)として、消化不良、食欲不振、腹痛などの緩和に用いられます。ジテルベン系苦味成分であるenmein、nodosin、oridoninが含まれます。

Japanese common name : hikiokoshi
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Isodon japonicus (Burm. f.) H. Hara
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花冠の長さは5~7mm
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左:高さは50~100cm 右:葉は対生し広卵形


ヒキオコシ(引起こし)
別名:エンメイソウ(延命草)
シソ科ヤマハッカ属
学名:Isodon japonicus (Burm. f.) H. Hara
花期:9~10月 多年草 草丈:50~100cm 花冠長:5~7mm

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【学名解説】
Isodon : iso(等)+dons(歯)/ヤマハッカ属
japonicus : 日本の[japonicus(男性)/japonica(女性)/japonicum(中性)]
Burm. f. : Nicolaas Laurens Burman (1734-1793)
H. Hara : 原 寛 Hara Hiroshi (1911-1986)
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Plectranthus : plectron(距)+ anthos(花)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川支流/内牧川上流 2006.10.27
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

21 November 2006
Last modified: 23 October 2010
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by pianix | 2006-11-21 00:00 | | Trackback | Comments(2)
ネナシカズラ(根無葛)
 ネナシカズラ(根無葛)は、ヒルガオ科ネナシカズラ属の1年草の寄生植物です。日本、中国、韓国、ベトナムに分布し、アメリカ南部に帰化しています。国内では、全国に分布する在来種です。名の由来は、根が無く伸びる蔓性の植物である事から。カズラ(葛)は蔓性植物の総称。英名は、Japanese dodder。

 ヒルガオ科(Convolvulaceae Juss. (1789))は、熱帯から亜熱帯に約58属1650種が分布し、日本には4属があります。ネナシカズラの仲間は、寄生生活をし、胚は無子葉で螺旋状に巻く等の特殊性がある事から、ネナシカズラ科として独立させる事もあります。ネナシカズラ属(Cuscuta L. (1753))は、世界に約170種があり、日本には4種(ネナシカズラ、ハマネナシカズラ1)、クシロネナシカズラ2)、マメダオシ3))が自生します。

 種子の発芽後は、空気中の化学物質の臭いを頼りに宿主を見つけ蔓を伸ばします。他の植物(宿主|寄主)4)に巻き付き、寄生根を差し込んで養分を吸収し始めると主根は枯れていきます。寄生根(parasitic root)の形態には、ハマウツボ型(Orobanche type)、ヤドリギ型(Viscum type)、シオガマギク型(Pedicularis type)があり、この吸盤状の寄生根を、ネナシカズラ型(Cuscuta type)と分類します。

 寄生植物には、光合成を行い炭水化物を合成する事ができる「半寄生植物」と、光合成を行わない「全寄生植物」とがあります。ネナシカズラは全寄生植物で、宿主の栄養を頼りに成長します。宿主が枯れれば栄養を絶たれて死滅します。

 日当たりのよい山野(垂直分布は低地から1000m位まで)に自生します。茎は黄緑色で紫色の斑点があり、径0.5~2.5mm。葉は退化した鱗片状で先端が3裂し、互生します。花期は8月から10月頃で、0.8~2cmの短い穂状花序を出し、白色の小鐘形筒状花を付けます。花冠は長さ約4mmで、先端が5裂します。

 雄しべは5個で長さ約1mm、花柱は1個で柱頭は2裂し、長さ約1.5mm。因みにアメリカネナシカズラ5)、ハマネナシカズラ、マメダオシは花柱が2個あります。萼は5裂片が重なり合い長さ1~1.5mm、点状の突起があります。

 果実は蒴果です。卵形で径4~5mm。熟すと上部の蓋が取れて種子を散布します。種子は黒色で2.5~3mm。種子を煎じたものをトシシ(莵絲子)と言い、強壮薬として使われます。種子で越冬します。染色体数は、2n=28,56。

1) ハマネナシカズラ(浜根無葛)Cuscuta chinensis Lam. 
2) クシロネナシカズラ(釧路根無蔓)Cuscuta europaea L.
3) マメダオシ(豆倒し)Cuscuta australis R.Br.
4) 宿主(しゅくしゅ)・寄主(きしゅ)(host):寄生生物が寄生する相手の生物
5) アメリカネナシカズラ(亜米利加根無葛)Cuscuta campestris Yuncker

Japanese common name : Nenasi-kazura
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Cuscuta japonica Choisy

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左:花冠の先端が5裂した筒状花。 右:花冠側面。

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左:果実は蒴果で4~5mm。 右:茎。

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花冠径は約4mm。雄しべ5、花柱1個で柱頭は2裂する。


ネナシカズラ(根無葛)
学名:Cuscuta japonica Choisy
ヒルガオ科ネナシカズラ属
花期:8月~10月 1年草(寄生植物) 草丈:蔓性 花冠径:4mm

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【学名解説】
Cuscuta : kassyein(絡み付く、巻き込まれる)/ネナシカズラ属
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Choisy : Jacques Denys (Denis) Choisy (1799-1859)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から9.0km右岸 2006.10.30
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

11 November 2006
Last modified: 22 September 2015
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by pianix | 2006-11-11 00:00 | | Trackback | Comments(3)
テンニンソウ(天人草)
 テンニンソウ(天人草)は、シソ科テンニンソウ属の多年草です。北海道から九州に分布する日本固有種です。名の由来は不明です。虫食いされた葉の綻びを、破れ衣である羽衣に見立てたとか、花の集まりを天女の舞いに見たてたとの説があります。

 シソ科(Lamiaceae Martinov (1820))は、北半球の地中海沿岸や中央アジアを中心に約250属7000種が分布します。日本には約28属90種があります。保留名である新エングラー体系でのシソ科の学名Labiataeは、Labea(唇)に基づいた名称で、戦前は唇形科とされていました。英名ではMint familyと言われるように、香気を持つものが多くあります。テンニンソウ属(Leucosceptrum J.E.Smith, (1805))は、オドリコソウ亜科に含まれます。日本とヒマラヤに6種があるとされています。

 山間部の木陰に自生し、木化した地下茎で群落を形成します。茎は、シソ科特有の4稜(断面四角形)で直立し、高さ50~100cmになります。葉は対生し、葉柄があります。長さ10~25cm、幅3~9cmの長楕円形から広披針形で鋭頭、鋸歯があり無毛です。

 花期は8月から10月頃。茎頂に長さ10~18cmの穂状花序を出し、淡黄色の唇形花を密生させ、花序の下から順に開花させます。花冠は長さ約8mmで、先は浅く5裂し、上唇は2裂、下唇は3裂します。雄しべ4本、雌しべ1本があり、長く突出します。花柱先端は2裂します。萼は筒形です。果実は堅果です。染色体数は、2n=46。

 類似種のフジテンニンソウ(富士天人草)Leucosceptrum japonicum (Miq.) Kitam. et Murata f. barbinervium (Miq.) Kitam. et Murata は、テンニンソウの一品種(f.:forma)で、葉裏の中肋(ちゅうろく=葉の中央を走る太い葉脈)や花穂の柄に開出毛があります。変種(var.:varietas)に、葉が丸く大きいオオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)Leucosceptrum srellipilum (Miq.) Kitam. et Murata var. radicans (Honda) T.Yamaz. et Murata があり、広島・山口・四国・九州に自生します。

Japanese common name : Ten'nin-sou
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Leucosceptrum japonicum (Miq.) Kitam. et Murata

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左:全体 右:蕾の苞は開花と共に落ちる
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テンニンソウ(天人草)
シソ科テンニンソウ属
学名:Leucosceptrum japonicum (Miq.) Kitam. et Murata
花期:8月~10月 多年草 草丈:50~100cm 花序長:10~18cm

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【学名解説】
Leucosceptrum : leuco(白い)+sceptron(長い柄がある帝王の笏)/テンニンソウ属
japonicum : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Miq. : Friedrich Anton Wilhelm Miquel (1811-1871)
Kitam. : 北村四郎 Shirō Kitamura (1906-2002)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&に同じ)
Murata : 村田 源 Gen Murata (1927- )

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から47.5km 右岸河川敷 2006.10.09
高山(牛ヶ峰 Alt.717m) 2014.09.23
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

20 October 2006
Last modified: 23 September 2014
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by pianix | 2006-10-20 00:00 | | Trackback | Comments(0)
アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
 アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)は、キク科タカサブロウ属の1年草です。熱帯アメリカ原産で、日本では1981(昭和56)年に梅本氏によって確認された、比較的新しい帰化植物です。関東以西に分布します。名の由来は、アメリカ産のタカサブロウから。タカサブロウの語源は不明です。人名であるとか、タタラビソウ(多々良比草)の転訛であるとする説があります。英名は、Yerba de Tago、false daisy。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味。保留名のCompositae Giseke, 1792は、「合成された」との意味から。タカサブロウ属(Eclipta L. (1771))は、温帯から熱帯に広く分布します。

 茎は初め少し這い、その後、斜上して分枝します。タカサブロウに比べて、枝分かれ部分の下の茎が膨らみを持ちます。葉は対生し、幅8~18mm、長さ60~100mmの線状披針形で鋸歯があります。

 花期は7月から10月。頭花は径7~10mmで白色。周囲2列に白色の舌状花が並び、中央に先端が4裂した白色の筒状花があります。総苞は、半球形から鐘形をしています。総苞片は2列で、内片が短く先端が尖ります。葯の色は黄色。属名のEclipta(不完全の・欠けた)は、冠毛が無い事を表しています。

 果実は痩果です。長さ2.1~2.5mm、幅約1.9mmの4稜形で、熟すと黒褐色になります。側面全体に瘤状の隆起があり、タカサブロウに見られるような翼はありません。

 タカサブロウとアメリカタカサブロウは共に帰化植物で、酷似するので区別は難しくなります。一番分かりやすいのは痩果を比べる事です。タカサブロウにはヒレのような翼がありますが、アメリカタカサブロウにはありません。瘤状の隆起は、タカサブロウが中央部分だけに対し、アメリカタカサブロウは側面全体にあります。葉は、細長くて鋸歯が目立つ方がアメリカタカサブロウです。茎の節の膨らみは、タカサブロウが上側なのに対し、アメリカタカサブロウは下側になります。

Japanese common name : Amerika-takasaburou
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Eclipta alba (L.) Hassk.

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左:果実は痩果 右:瘤状の隆起があり翼がない種子


アメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)
キク科タカサブロウ属
学名:Eclipta alba (L.) Hassk.
花期:7月~10月 1年草 草丈:60~100cm 花径:7~10mm

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【学名解説】
Eclipta : ecleipo(不完全の・欠けた)/タカサブロウ属
alba : 白い[albus(男性形)|alba(女性形)|album(中性形)]
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Hassk. : Justus Carl Hasskarl (1811-1894)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川支流/内牧川上流 2006.09.23
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 18 October 2006
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by pianix | 2006-10-18 00:00 | | Trackback | Comments(0)