アガパンサス(Agapanthus)
 南アフリカ原産のアガパンサスは、長い間、クリビア・アフリカヌスと呼ばれていました。明治期に園芸用途で移入されたと言われています。属名のアガパントウス(Agapanthus)はギリシャ語のアガペ(agape=愛)+アントス(anthus=花)から成り立っています。和名は、ムラサキクンシラン(紫君子蘭)。名の由来は、花の形状をクンシラン(君子蘭)に例え、花色が紫色である事から。

 ヒガンバナ科(Amaryllidaceae J.St.-Hil. (1805)) は、世界の熱帯から温帯にかけて約59属860種(約79属2100種)が分布します。アガパンサス属 (Agapanthus L'Her. (1789))は、約10種があります。

 根茎があり、高さ60~100cmになります。葉は、長さ約30cm、幅約2cm。花期は、6月から7月。茎頂に散形花序を出し、20前後の花をつけます。花冠は6深裂した漏斗形で、薄紫色。6深裂し、花冠径は約15cm。子房上位。果実は蒴果です。

 品種は、白花のモンブラン、早生のアーリーライラック、早生高生のオーシャン・ブルー、中生種のトライアンフ、晩生のバイオレット・キング、晩生大輪のブルー・リボンなどがあります。

 クロンキスト体系(Cronquist system)ではユリ科。新エングラー体系(modified Engler system)ではヒガンバナ科。APG(Angiosperm Phylogeny Group)分類体系では当初アガパンサス科でしたが APG IIIでヒガンバナ科のアガパンサス亜科(Agapanthoideae Endl. (1836))とされました。

Japanese common name : Murasaki-kunsiran
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Agapanthus africanus (L.) Hoffmanns


ムラサキクンシラン(紫君子蘭)
別名:アガパンサス(Agapanthus)
ヒガンバナ科アガパンサス属
学名:Agapanthus africanus (L.) Hoffmanns
花期:6月~7月 多年草(宿根草) 草丈:60~100cm 花序径:約15cm

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【学名解説】
Agapanthus : Agape/αγάπη(愛)+Anthos(花)
africanus : アフリカの
L. : Carl von Linne (1707-1778)
Hoffmanns : Johann Centurius von Hoffmannsegg (1766-1849)
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日本栽培種:
Agapanthus africanus (L.) Hoffmanns ssp. orientalis (F.M.Leighton) F.M.Leighton
ssp. : subspecies(亜種)
orientalis : 東方の
F.M.Leighton : Frances Margaret Leighton (1909-2006)

撮影地:静岡県静岡市
葵区内牧 2005.06.28
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

02 July 2005
Last modified: 30 November 2014
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by pianix | 2005-07-02 00:00 |
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