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ボタンヅル(牡丹蔓)
 センニンソウと瓜二つで、葉を見ないと違いが分かりません。安倍川流域ではセンニンソウをよく見かけるのですが、ボタンヅルは少ないようです。

 園芸用のネームプレートを買ってきました。河川敷で花が咲いているところに、花の名前を記しておこうと思っています。特に毒草の場合は危険を周知するための注意書きが必要でしょう。それを見た子供達が誤って口にしない事を期待しての事です。

 以前からほしいと思っていた超小型の根切り用スコップが見つかったので買ってきました。携帯に便利そうです。根を切るわけではなく、根の観察のために使います。根を見ないと種別が分からないものもありますから。

 両方とも百円ショップのものです。野草観察にはお金をかけない事が信条です、と言いたいところですが、実際は貧乏だからです。新車のバイクは野草観察用です。カメラは野草撮影用です。このカメラで人を写そうとすると、「私らは野草と同じか」と言われてしまいます。野草は文句を言わないで撮らせてくれるのに……。

 キンポウゲ科(Ranunculaceae Juss. (1789))は、北半球の温帯を中心に58属約2500種が分布します。センニンソウ属(Clematis L. (1753))は、約300種が分布し、日本には30種ほどがあります。ボタンヅル節には約30種があります。

 ボタンヅルはセンニンソウと混ざって咲いている事があります。蔓が長いので、どこから伸びているのか探し出すのが大変な事があります。葉は1回3出複葉で、茎は木質化します。

参考:センニンソウ(仙人草)

Japanese common name : Botan-zuru
ボタンヅル(牡丹蔓)_e0038990_8351984.jpg
Clematis apiifolia DC. var. apiifolia

ボタンヅル(牡丹蔓)_e0038990_22053766.jpgボタンヅル(牡丹蔓)_e0038990_22060622.jpg
2006.08.16 葉は1回3出複葉 2006.08.22


ボタンヅル(牡丹蔓)
キンポウゲ科センニンソウ属
学名:Clematis apiifolia DC. var. apiifolia
花期:8月~9月 多年草(半低木) 草丈:1~10m(蔓性) 花径:15~20mm

ボタンヅル(牡丹蔓)_e0038990_2163229.gif


【学名解説】
Clematis : clema(若枝)/センニンソウ属
apiifolia : apiifolius(オランダミツバ属Apiumのような葉の)
DC. : Augustin Pyramus de Candolle (1778-1841)
var. : varietas(変種)

撮影地:静岡県静岡市
安倍川/河口から11.75km 右岸河川敷 2005.08.16
安倍川/河口から21.25km 左岸河川敷 2006.08.16
内牧川(安倍川水系) 2006.08.22
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

28 August 2005
Last modified: 24 October 2016
ボタンヅル(牡丹蔓)_e0038990_1703595.gif

by pianix | 2005-08-28 00:00 | | Comments(1)
Commented by yamome516 at 2005-08-30 16:17
私も、先日撮りましたが、どっちだったのでしょうか?さっそく調べて見ます。葉の形が違うのですね!
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