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ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)
 ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)は、ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属の多年草です。ヒマラヤ山脈周辺が原産地です。日本には、明治初期に移入されたと考えられています。北海道から九州にかけて園芸用途で栽培されています。名の由来は、ヒマラヤ地方が原産であり、ユキノシタ科である事から。中国名は、短柄岩白菜(duǎn bǐng yán bái cài)。英名は、Himalayan creeping saxifrage。

 ユキノシタ科(Saxifragaceae Juss. (1789))は、温帯から寒帯にかけて約17属500種1)があります。ヒマラヤユキノシタ属(Bergenia Moench, 1794)は、中国、ヒマラヤ、中央アジア等に8種があります。

 根茎状の木質化した基部は初め這い、途中から花茎を立ち上げます。草丈は、10~50cm。葉は互生します。根生葉は光沢のある革質の倒卵形で、葉縁に棘状の鋸歯があります。長さ15~20cm、幅約10cm。長い葉柄があります。常緑ですが、寒さによっては赤褐色を帯びることがあります。

 花期は、2月から5月。茎先に集散花序を出し、桃色の花を多数付けます。花茎は径1~2mm。花径は2~3cm。花弁は倒卵形で、5~6個付きます。雄しべは10本で赤味を帯び、葯色は黄色、長さ6~7mm。雌しべは薄緑色で、長さ7~8mm。柱頭は2~3裂します。

 萼筒は椀形で、幅5~6mm。萼片は5~6裂し、三角状で、長さ約4mm、幅約4mm、先端は尖りません。果実は朔果です。胚珠は中軸胎座 2)。種子は長卵形で、長さ約0.5mm。染色体数は、2n=34。

 種間交雑品種が多く出回っています。ほぼ手入れなしの放任で毎年花をつけます。繁殖は、実生、株分け等で行います。別名でオオイワウチワ(大岩団扇)と呼ばれることがありますが、オオイワウチワ3)は、イワウメ科の別種です。

脚注:
1)以前は約80属1200種が属する大きな科でしたが、近年に幾つかの科が分離され減少しました。
2)中軸胎座 (axial placentation):合生雌しべで、子房の中軸に胚珠がつくもの。
3)Shortia uniflora (Maxim.) Maxim. var. uniflora

Japanese common name : Himaraya-yukinosita
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Bergenia stracheyi (Hook.f. et Thomson) Engl.

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基部は根茎状。葉は互生し、倒卵形。

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雄しべは10本、雌しべ柱頭は2~3裂する。写真左が2裂、右は3裂。

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茎先に5~8cmの集散花序をつける。

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左:受粉後の雌しべと雄しべ。 右:萼筒は椀形、萼片は5~6個。

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葉縁に棘状の鋸歯がある。 左:葉表 右:葉裏

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左:萼を取り払った雌しべ。3裂。右:種子は長卵形(未熟)

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2裂雌しべ子房部分 右は輪切り状態の子房

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中軸胎座につく胚珠


ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)
ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属
学名:Bergenia stracheyi (Hook.f. et Thomson) Engl.
花期:2月~5月 多年草(常緑宿根草) 草丈:10~50cm 花径:2~3cm

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【学名解説】
Bergenia : Karl August von Bergen (1704-1759)の名に因む/ヒマラヤユキノシタ属
stracheyi : Lieutenant-General Sir Richard Strachey (1817-1908)の
Hook.f. : Joseph Dalton Hooker (1817-1911)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&(and)に同じ)
Thomson : Thomas Thomson (1817-1878)
Engl. : Heinrich Gustav Adolf Engler (1844-1930)

撮影地:静岡県静岡市
葵区昭府町 2017.04.12
自宅 2018.03.12, 2018.03.21
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

21 March 2018
Last modified: 29 March 2018
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by pianix | 2018-03-21 00:00 | | Trackback | Comments(0)
オギノツメ(荻の爪)
 オギノツメ(荻の爪)は、キツネノマゴ科オギノツメ属の多年草です。東南アジア、インドに分布します。日本では、本州(静岡県以西)、四国、九州に分布します。地域によっては、絶滅危惧II類、準絶滅危惧種に指定されています。名の由来は、不明です。先端が尖った果実を爪に例えたものとの説があります。オギ(荻)は、イネ科ススキ属のススキに似た多年草です。中国名は、水蓑衣(shuǐ suō yī)。

 キツネノマゴ科(Acanthaceae Juss. (1789))は、中南米や東南アジア等の熱帯と温帯の一部に約250属2500種があります。オギノツメ属(Hygrophila R.Br. (1810))は、約80種があり、日本には本種のみが分布します。

 水辺や湿地などに自生します。地下茎を這わせ、節から根や地上茎を出しながら群生します。茎は4稜の方形で細毛があります。草丈は、30~60cm。葉は、対生します。線状披針形で長さ3~15cm、幅0.5~1.5cm、鈍頭。全縁で波打つことがあります。

 花期は8月から10月。葉腋に柄のない淡紫色の唇形花を輪状に束生します。筒状で長さ10~13mm。上弁は2浅裂します。唇弁は3浅裂し、長さは、3~5mm。雄しべは長2,短2の4本があります。萼は5中裂し、先は尖り、長さ約6mm、果期に約10mmに徒長します。

 果実は、蒴果です。披針形で、長さ約1cm、幅約2mm。熟すと縦に2裂します。種子は扁平卵円で長さ約1mm。

Japanese common name : Ogi-no-tume
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Hygrophila ringens (L.) R.Br. ex Spreng.

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茎は4稜の方形。葉は対生し、線状披針形。葉腋に唇形花を輪状に束生する。

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左:水辺や湿地などに自生する。 右:果期には葉が落ちて茶色になる。

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果実は円柱形の蒴果で縦に2裂する。

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果実内面。種子は扁平卵円で毛がある。


オギノツメ(荻の爪)
キツネノマゴ科オギノツメ属
学名: Hygrophila ringens (L.) R.Br. ex Spreng.
synonym : Hygrophila salicifolia (Vahl) Nees
花期:8月~10月 多年草 草丈:30~60cm 花冠長:10~13mm

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【学名解説】
Hygrophila : hygros(湿)+philos(好む)/オギノツメ属
ringens : 開口形の、口を広く開けた
L. : Carl von Linne (1707-1778)
R.Br. : Robert Brown (1773-1858)
ex : ~による
Spreng. : Curt (Kurt, Curtius) Polycarp Joachim Sprengel (1766-1833)
---
salicifolia : salicifolius(ヤナギ属のような葉の)
Vahl : Martin (Henrichsen) Vahl (1749-1804)
Nees : Christian Gottfried Daniel Nees von Esenbeck (1776-1858)

撮影地:静岡県静岡市
麻機湧水地第3工区 2017.09.24, 2017.09.25, 2017.09.29, 2017.10.04, 2018.01.18
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 13 February 2018
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by pianix | 2018-02-13 00:00 | 水辺の植物 | Trackback | Comments(0)
カテンソウ(花点草)
 カテンソウ(花点草)は、イラクサ科カテンソウ属の多年草です。日本、中国、韓国、台湾に分布します。日本では、本州、四国、九州に分布します。名の由来は、不明。点のような小さな目立たない花を咲かせる事からとの説がありまが、中国語では異なります。中国名は、花點草(huā diǎn cǎo)。

 イラクサ科(Urticaceae Juss. (1789))は、熱帯から温帯にかけて約47属1300種、日本に11属約40種があります。カテンソウ属(Nanocnide Blume (1856))は、3(2)種が分布します。

 山野の木陰に自生します。匍匐枝で繁殖します。草丈は、10~30cm。茎に白毛が散生します。葉は互生します。菱形状卵形で、長さと幅は1~3cm。鋸歯があります。葉柄は1~5cm。花期は、4月から5月。雄花序は茎先の葉腋から集散花序を出します。約4cmの花柄の先に花被片5個の小さな花をつけます。

 雄しべ5個は丸まっていて、開花時に放射状に1本づつ勢いよく広がり、花粉を散布します。雌花序は葉腋に固まってつきます。柄が無く、花被片4個で淡紅色。雌雄同株(希に異株)の風媒花。果実は痩果です。長さ約1.5mm。花被に包まれ、宿存萼があり、種子1つを含みます。

 日本に分布するカテンソウ属は次の2種を含みます。南西諸島に分布する、シマカテンソウ(島花点草)Nanocnide lobata Wedd. は、別名ヤエヤマカテンソウ(八重山花点草)で知られています。鹿児島県に分布する、トウカテンソウ(唐花点草)Nanocnide pilosa Migo [絶滅危惧I類]は、中国名で毛花點草。シマカテンソウと同一種との見解があります。

Japanese common name : Katen-sou
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Nanocnide japonica Blume
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叢生するカテンソウ


カテンソウ(花点草)
別名:ヒシバカキドオシ(菱葉籬通)
イラクサ科カテンソウ属
学名:Nanocnide japonica Blume
花期:4月~5月 多年草 草丈:10~30cm 花径:2~3mm

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【学名解説】
Nanocnide : nannos(矮小)+cnide(イラクサ)/カテンソウ属
japonica : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Blume : Carl Ludwig Blume (1789-1862)

撮影地:静岡県静岡市
葵区福田ヶ谷 2011.04.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 16 February 2017
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by pianix | 2017-02-16 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ナギナタコウジュ(薙刀香薷)
 ナギナタコウジュ(薙刀香薷)は、シソ科ナギナタコウジュ属の1年草です。日本、アジア温帯域に分布します。日本では、北海道から九州にかけて分布する在来種です。名の由来は、花穂(かすい)が薙刀状の香需である事から。薙刀は、長い柄の先に刀を付けた武具で、香薷は、香りが強く薬草となるもの全般を指します。中国名は、香薷(xiāng rú)。

 シソ科(Lamiaceae Martinov (1820))は、北半球の地中海沿岸や中央アジアを中心に約250属7000種が分布します。日本には約28属90種があります。オドリコソウ属Lamiumに由来する名です。ナギナタコウジュ属(Elsholtzia Willdenow (1790))は、アジアに約35種が分布し、日本には2種が自生します。

 日当たりの良い山地に自生します。強い香りがあります。茎は四角柱状で毛が多くあり、分枝しながら長さ30~60cmになります。葉は、対生します。基部がくさび形の卵形から長卵形で長さ3~9cm、幅1~4cm。先が尖り、鋸歯があります。毛が散生し、葉裏に腺点があります。葉柄は有毛で約2cm。

 花期は9月から10月。茎頂や葉腋から長さ5~10cmの総状花序を出します。花は花穂の片側だけにつき、反対側は縁に短毛がある苞に覆われます。対になった苞から数個の花を出します。花は淡紫色の唇形花で、長さは約5mm。縁が裂けて毛状になります。雄しべ4個が突き出て、雌しべは内部にあります。萼は長さ約4mmで毛が密生し、先端は5裂します。苞と萼は花後も宿存します。果実は、分果1)です。倒卵形で4個あり、長さ約1~1.5mm。染色体数は、2n=32。

 全草を乾燥させたものを生薬の香薷(土香薷)として用います。基原は、海州香薷(hǎi zhōu xiāng rú)、和名ニシキコウジュ(錦香薷)Elsholtzia splendens Nakai ex F.Maek. で、日本ではナギナタコウジュが用いられます。口臭改善、利尿消腫、発汗、解熱(胃腸型感冒・急性胃腸炎)の効能があるとされます。使い方を誤ると嘔吐等の副作用が出ます。

 類似種として、花穂が太いフトボナギナタコウジュ(太穂薙刀香薷)Elsholtzia nipponica Ohwi [日本固有種]、白花の品種として、シロバナナギナタコウジュ(白花薙刀香薷)Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hyl. f. leucantha (Nakai) T.B.Lee ex W.T.Lee があります。香薷の名がつくものに、イヌコウジュ(犬香薷)ミゾコウジュ(溝香薷)があります。

1)分果:分離果。裂開果のひとつで、心皮数だけの複数分果ができる。1分果に1種子が含まれる。

Japanese common name : Naginata-kouju
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Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hyl.

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左:茎頂や葉腋から総状花序を出す。 右:花穂の背面は苞に覆われる。

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左:茎は毛がある。 右:葉は対生し、基部がくさび形の長卵形で鋸歯がある。


ナギナタコウジュ(薙刀香薷)
シソ科ナギナタコウジュ属
学名:Elsholtzia ciliata (Thunb.) Hyl.
花期:9月~10月 1年草 草丈:30~60cm 花冠長:約5mm

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【学名解説】
Elsholtzia : Johann Siegesmund Elsholtz (1623~1688)に因む/ナギナタコウジュ属
ciliata : ciliatus(縁毛のある)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Hyl. : Hjalmar Hylander (1877-1965)

撮影地:静岡県静岡市
牛ヶ峰(Alt. 717m) 2008.10.27
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 09 February 2017
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by pianix | 2017-02-09 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ムラサキニガナ(紫苦菜)
 ムラサキニガナ(紫苦菜)は、キク科ムラサキニガナ属の多年草です。日本、中国、台湾、ベトナムに分布します。日本では、本州、四国、九州に分布する在来種です。名の由来は、花が紫色で苦い白乳液を含む事から。中国名は、假福王草(jiǎ fú wáng cǎo)。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味。保留名のCompositae Giseke, (1792)は、「合成された」との意味から。ムラサキニガナ属(Paraprenanthes Chang ex C.Shih (1988))は、アジアの温帯から熱帯に分布します。旧分類のアキノノゲシ属(Lactuca L. (1753))は、世界に約100種を数え、紀元前4500年のエジプトの墳墓の壁画に描かれているほど古くから知られています。

 山地の林縁に自生します。茎は細く中空で、直立し無毛。上部で花茎を多数出します。草丈は60~120cm。傷つけると白乳液が出ます。葉は互生します。茎下部の葉は不規則に羽状分裂し、長さ約20cm。上部は披針形となり小型。葉裏は白色を帯びます。

 花期は、6月から8月頃。花茎先端に円錐花序を出します。頭花は舌状花の集合体で、径約1cmの紫色。下向きに多数つきます。舌状花は8~11個で、花被片先端に5個の鋸歯があります。花被は筒状の先で平開します。柱頭は2分岐して丸まります。総苞は長さ約1cmで、総苞内片と小萼状の短い総苞外片があります。果実は痩果です。種子は黒色で長さ3~4mm、先端に長さ約4mmの白色の冠毛が付きます。染色体数は、2n=18。

 近縁種に、腺毛がある変種の、ケムラサキニガナ(毛紫苦菜)Lactuca sororia Miq. var. pilipes (Migo) Kitam. [異分類]や、白花品種の、シロバナムラサキニガナ(白花紫苦菜)Lactuca sororia Miq. f. albescens Honda [異分類]があります。北海道にはアキノノゲシ属で雰囲気が異なる、エゾムラサキニガナ(蝦夷苦菜)Lactuca sibirica (L.) Benth. ex Maxim. があります。

Japanese common name : Murasaki-nigana
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Paraprenanthes sororia (Miq.) C.Shih

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左:花は下垂する。 右:蕾

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左:淡い紫色の頭花。 右:花被先端には鋸歯がある(ケムラサキニガナ)。

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左:茎下部の葉は不規則に羽状分裂する。 右:蕾と痩果が混在する事が多い。


ムラサキニガナ(紫苦菜)
キク科ムラサキニガナ属
学名:Paraprenanthes sororia (Miq.) C.Shih
synonym : Lactuca sororia Miq.
花期:6月~8月 多年草 草丈:60~120cm 花冠径:約1cm

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【学名解説】
Paraprenanthes : Parapara(異なった)+prenes(下垂した)+anthe(花)/ムラサキニガナ属
sororia : sororius(塊になった)
Miq. : Friedrich Anton Wilhelm Miquel (1811-1871)
C.Shih : Chu Shih (1934- )
---
Lactuca : チシャ(萵苣)の古名。葉や茎から乳(lac)を出すことから/アキノノゲシ属

撮影地:静岡県静岡市
安倍城跡(Alt.435m) 2011.08.12, 2014.07.11
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 2 February 2017
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by pianix | 2017-02-02 00:00 | | Trackback | Comments(0)
ハリアサガオ(針朝顔)
 ハリアサガオ(針朝顔)は、ヒルガオ科サツマイモ属の1年草です。熱帯アメリカ原産の帰化植物で、江戸時代には中国経由で渡来していたと言われています。日本では、関東以西で栽培される観賞用栽培種ですが、逸出して野生化する事があります。名の由来は、茎に刺状突起があるアサガオである事から。中国名は、丁香茄(dīng xiang qié)、天茄子(tiān qié zi)、天茄(tiān qié)。

 ヒルガオ科(Convolvulaceae Juss. (1789))は、熱帯から亜熱帯に約58属1650種が分布し、日本には4属があります。サツマイモ属(Ipomoea L. (1753)) は、熱帯から亜熱帯に約500種が分布します。

 蔓性で、他の物に巻き付き2~10mになります。茎や葉柄には、肉質で軟質の刺状突起が多数付きます。これが本種の特徴ですが、柔らかいので触っても痛くはありません。葉は互生します。葉柄は4~12cm。葉は、長さ5~7cmの心形。深裂した変異形状もあります。

 花期は、8月から10月頃。夜開性で午後から開花する一日花です。3~6cmの花柄の先に、漏斗状で淡赤紫色の合弁花を数個つけます。花径は約5cmで、花冠中心部は濃色。雄しべ5本、雌しべ1本の両性花。萼片は5枚。

 果実は、蒴果です。西洋独楽型で先端に突起があり、萼が反り返ります。若い果実は食用とされる事があり、救荒植物としても知られています。子房室は3室で、各室に普通2個の種子があります。乾燥果実は、径約17mm。種子は黒褐色の楕円形で、長さ約6~7mm、短い綿毛が付きます。染色体数は、2n=30。

参考文献:
Ipomoea turbinata Lagasca, Gen. Pl. 10. 1816, FOC Vol. 16 Page 310, Flora of China

Japanese common name : Hari-asagao
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Ipomoea turbinata Lag.

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蕾の先端は尖る。茎に刺状突起がある。

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長い柄の先に漏斗状の花を付ける。径3~5cm。

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果実は蒴果。葉は心形で互生するが、深裂する変異形状もある。
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果実と種子


ハリアサガオ(針朝顔)
別名:アカバナヨルガオ(赤花夜顔)
ヒルガオ科サツマイモ属
学名:Ipomoea turbinata Lag.
synonym : Ipomoea muricata (L.) Jacq.
花期:8月~10月 1年草(国内) 蔓性:2~10m 花径:3~5cm

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【学名解説】
Ipomoea : ips(芋虫)+homoios(似た)/サツマイモ属
turbinata : turbinatus (西洋ゴマ形の、倒円錐形の)
Lag. : Mariano Lagasca y Segura (1776-1839)
---
synonym : (シノニム)同物異名
muricata : muricatus(硬尖面の)
L. : Carl Linnaeus (1707-1778)
Jacq. : Nicolaus(Nicolaas) Joseph von Jacquin (1727-1817)

撮影地:静岡県静岡市
帆掛山(押切コース) 2016.11.07
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

19 January 2017
Last modified: 20 January 2018
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コシオガマ(小塩竈)
 コシオガマ(小塩竈)は、ハマウツボ科コシオガマ属の1年草です。日本、中国、朝鮮半島に分布します。日本では、北海道から九州に分布する在来種です。名の由来は、小型でシオガマギク(塩竃菊)に似る事から。塩竈は塩を作る竈。歌舞伎の台詞「浜で美しいのは塩竃」を「葉まで美しい」に掛け合わせた言葉と言われています。

 ハマウツボ科(Orobanchaceae Vent. (1799))は、アジアやヨーロッパに約70属が分布します。コシオガマ属(Phtheirospermum Bunge ex Fischer & C.A.Mey. (1835))は、東アジアに5種があり、日本には1種が分布します。

 低山の日当たりの良い草地に自生します。根はあまり発達せず、他の植物の根から養分を奪う、半寄生植物です。茎には粘着性がある腺毛があり、全体的にべたつきます。直立して枝分かれして、草丈は20~70cmになります。葉は、対生します。長さ3~5cm、幅20~35mmの三角状卵形で、羽状深裂します。裂片は不規則に裂け、鋸歯があります。葉柄は、4~10mm。

 花期は9月から10月。枝先の葉腋に花を単生します。花冠は淡紅紫色。三角状筒形の唇形で、先端は上唇と下唇に2裂し、長さ約2cm。上唇は反り返り先端は2浅裂し、下唇は横に広がり先端は3浅裂します。花冠には下唇には白毛があります。萼は鐘形で5裂し、裂片は長楕円形。鋸歯と腺毛があります。雄しべは4本。葯は白色。果実は蒴果です。卵形で長さ約1cm。種子は楕円形で網目模様があり、約1mm。染色体数は、2n=16。

☆  ☆  ☆

※天気の良い日を選び、再撮影に行きました。残念ながら咲いていた場所には大量の盛り土が運び込まれ、埋まってしまい姿形が見えませんでした。林道の景観が良い場所でしたが、工事のための作業場所のようでした。

Japanese common name :Ko-siogama
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Phtheirospermum japonicum (Thunb.) Kanitz
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葉は、対生し、三角状卵形。羽状深裂し、裂片は不規則に裂け、鋸歯がある。


コシオガマ(小塩竈)
ゴマノハグサ科コシオガマ属
学名:Phtheirospermum japonicum (Thunb.) Kanitz
花期:9月~10月 1年草(半寄生植物) 草丈:20~70cm 花冠長:約2cm

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【学名解説】
Phtheirospermum : phtheir(シラミ)+sperma(種子)/コシオガマ属
japonicum : 日本の[japonicus(男性形)/japonica(女性形)/japonicum(中性形)]
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Kanitz : August (Agoston, Agost) Kanitz (1843-1896)
---
Vent. : Étienne Pierre Ventenat (1757-1808)
Bunge : Alexander Andrejewitsch (Aleksandr Andreevic, Aleksandrovic) von Bunge (1803-1890)
Fisch. : Friedrich Ernst Ludwig von (Fedor Bogdanovic) Fischer (1782-1854)
C.A.Mey. : Carl Anton (Andreevič) von Meyer (1795-1855)

撮影地:静岡県静岡市
林道高山線(Alt. ca.551m) 2016.10.12
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 29 December 2016
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by pianix | 2016-12-29 00:00 | | Trackback | Comments(0)
コダチダリア(木立ダリア)
 コダチダリア(木立ダリア)は、キク科ダリア属の多年草です。メキシコ原産の高地性植物で、日本では園芸種として扱われます。名の由来は、茎が木質化するダリアであるから。英名は、tree-dahlia、bell-tree、candelabra1)-dahlia等。別名のタラノハダリア(桵葉ダリア)は、葉がタラノキ2)(楤木)に似る事から。流通名のコウテイダリア(皇帝ダリア)は、学名種小名のimperialis(帝王の)からで、全体に大型で威厳がある事から。メキシコ名は、Acocotli。

 キク科(Asteraceae Bercht. et J.Presl (1820))は、世界に約950属2万種が分布します。日本には約70属360種があり、帰化植物は100種以上あります。Asteraceaeは、aster(星)の意味。保留名のCompositae Giseke (1792)は、「合成された」との意味から。ダリア属(Dahlia Cavanilles, 1791)は、約27種が分布します。

 紡錘形の塊根を持ち、茎は中空で節があり、径2.1~5.6cm。木質化して3~5mの高さになります。風に弱く、支柱を必要とします。葉は、対生します。長さ38~80cmの枝に2~3回羽状複葉を付けます。小葉は披針形で鋸歯があり、先端は鋭突形、長さ5~14cm、幅2~3cm。

 花期は、11月から12月頃。光周性3)による短日植物4)であり、日長が短くならないと花芽の形成が促されません。葉腋から長い花序軸を出し、分枝した先端に頭状花序5)を付けます。総苞は内と外の2列あり、総苞内片は先端が膜質で8枚、総苞外片は5枚あります。周囲につく舌状花は8枚で、薄紫色。花被片の先端は尖り、下部は筒状で、長さ6~11cm、幅3~5cm。花冠径は、12~20cm。

 中央に黄色の管状花(筒状花)を多数つけます。管状花全体の径は約2.5cm、長さ約1.5cm。横向か、やや下向きに咲かせます。舌状花を欠き管状花のみの蕾を付ける事があります。管状花部分のみを開き、そのまま花は終わります。子房下位。果実は痩果です。染色体数は、2n=32。

 繁殖は種子によりますが、もっぱら簡易な挿し木が主流で、竹の節のような2節程を残して切った茎を水平に植えます。暖地では露地栽培が可能で、根を凍らせないようにして越冬させます。非耐寒性のため、霜が降りる頃、急速に枯れます。

★  ★  ★

 静岡市では最近、急速に栽培が盛んになった感じがします。駐車場周囲や農地など、あちらこちらに花を見かける事が多くなりました。栽培が容易な事と温暖な地という気候に恵まれた事が一因と思われます。花が少なくなった時期に豪快に咲き乱れるコダチダリアは貴重な園芸種として用いられているようです。ただし、ほとんどの方がコウテイダリアの名を用いています。一般にはこちらの名が浸透しているようです。

 ※記載数値は静岡市葵区西ヶ谷での観察時における実測値で、生育状態によっては範囲を超える事があります。2014年、市営水泳場受付業務の方に本種栽培の経緯について詳細を伺い、丁寧な説明を受けました。お礼申しあげます。

1) Candelabra:枝付き燭台
2) Aralia elata (Miq.) Seem.
3) 光周性:夜時間の長さが開花に関係する現象。長日性と短日性があり、葉が日光に反応する事によって起こる。(photoperiodism Garner,Allard,1920)
4) 短日植物(たんじつしょくぶつ):日照時間が短くなると花が咲く植物(short-day plant)。
5) 頭状花序(とうじょうかじょ):無限花序の一つ。花軸が広がり複数の無柄の小花が密集して一つのように見える花序(capitulum)。中央に管状花(筒状花)、周囲に舌状花をつける事が多い。

Japanese common name : Kodati-daria
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Dahlia imperialis Roezl ex Ortgies

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一株に多数の大輪をつける。

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舌状花は8枚で薄紫色、中央に黄色の管状花からなる頭花。右は内外2列の総苞。

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蕾から舌状花が出てくる。

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開き初めは花弁の色が濃い。長い柄の先に多数の蕾がつき、次々と開花する。

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舌状花を欠く花。総苞外片は平開するが総苞内片はここまでしか開かない。

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管状花のみの個体の花径は約2.5cm。舌状花は脱落しやすい。

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左:花被片、左が表、右が裏面。長さ約6~11cm。 右:畑地に咲くコダチダリア。

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葉は対生し、2~3回羽状複葉、小葉は披針形。


コダチダリア(木立ダリア)
別名:タラノハダリア(楤葉ダリア)/コウテイダリア(皇帝ダリア)
キク科ダリア属
学名:Dahlia imperialis Roezl ex Ortgies
花期:11月~12月 多年草 草丈:3~5m 花径:12~20cm

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【学名解説】
Dahlia : Andreas Dahl(1751~1789)に因む/ダリア属
imperialis : 帝王の
Roezl : Benedikt Roezl (1823-1885)
ex : ~による
Ortgies : Karl Eduard Ortgies (1829-1916)

撮影地:静岡県静岡市
葵区/静岡市営 西ヶ谷総合運動場 2015.11.12, 11.19, 11.21, 11.22
葵区西ヶ谷/農地 2015.11.12
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 23 November 2015
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by pianix | 2015-11-25 00:00 | | Trackback | Comments(0)
コアジサイ(小紫陽花)
 コアジサイ(小紫陽花)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。関東以西の本州から九州にかけて分布する日本固有種です。名の由来は、装飾花を持たない小型の花序を付けるアジサイである事から。アジサイは、古語で集真藍(あづさあい〉であって、青い小さな花が集まって咲くからと言われています。漢字表記の紫陽花は中国の別の花からとった当て字です。アジサイの中国名は、绣球(xiù qiú)。別名のシバアジサイ(柴紫陽花)は、山野の小雑木を表す柴を冠したアジサイとの意味から。

 アジサイ科(Hydrangeaceae Dumort. (1829))は、北半球の温帯から亜熱帯に16属約190種があります。旧分類のユキノシタ科(Saxifragaceae Juss. (1789))は、温帯から寒帯にかけて約17属500種があります。以前は約80属1200種が属する大きな科でしたが、近年に幾つかの科が分離され減少しました。アジサイ属(Hydrangea L. (1753))は、東アジアとアメリカに約40種が分布し、日本には約10数種が分布します。

 山地の林内に自生します。落葉低木で、樹高100~150cmになります。枝は紫褐色で毛がまばらにあります。葉は、対生します。長さ1~4cmの葉柄があり、葉身は長さ4~8cm、幅3~5cmの広卵形。葉先4分の3~3分の2に大きめの鋸歯があり、先は鋭尖頭。葉の表裏に毛がまばらにあり、特に葉脈に沿って多くあります。

 花期は6月から7月頃です。分岐した枝先に径5~8cm程の散房花序を出します。芳香があります。装飾花はありません。小花は径3~5mmで淡青色や白色[1]があります。花弁は5個で長楕円形。両性花です。雄しべは10本で長さ3mm、葯は乳白色。雌しべは3~4本。萼片は5個で裂片は卵状三角形。子房半上位。

 果実は朔果です。残存花柱がある幅約2mmの球形で、花柱部分を含めると長さ約3mm。種子は淡褐色の長卵形で長さ約0.5mm。疣状少突起が縦に並びます。染色体数は、2n=36。

★  ★  ★

 5月の終わり頃、里山へ入るとコアジサイが迎えてくれます。一面に咲いている場所もあり、甘い香りがあたりに漂います。初夏であることを香りで実感し、同時に過去のでき事も脳裏によみがえらせます。息を弾ませながら、汗を流して一歩一歩登る私をなごませてくれるのです。飾り気が無く、どこにでも咲いているありふれたアジサイの仲間ですが、私はコアジサイが一番好きです。

Japanese common name : Ko-ajisai
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Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc.
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2012.05.30 安倍城跡
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2012.06.08 安倍城跡

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小花は径3~4mmで、淡青色や白色がある。淡碧色の花糸。

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左:枝は分岐し、毛がある。 右:シロバナコアジサイ(白花小紫陽花)[1]

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葉は対生して鋸歯がある。左:葉表 右:葉裏 葉脈上に毛が多い

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果実は残存花柱がある朔果。種子は淡褐色の長卵形で長さ約0.5mm。


コアジサイ(小紫陽花)
別名:シバアジサイ(柴紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
学名:Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc.
花期:6月~7月 落葉低木 樹高:100~150cm 花径:5mm 果期:9~10月

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【学名解説】
Hydrangea : hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ属
hirta : hirtus(短い剛毛のある)
Thunb. : Carl Peter Thunberg (1743-1828)
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&に同じ)
Zucc. : Joseph Gerhard Zuccarini (1797-1848)
---
[1]シロバナコアジサイ(白花小紫陽花)
学名:Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc. f. albiflora (Honda) Okuyama
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f. : forma(品種)
albiflora : albiflorus(白花の)
Honda : 本田正次 Masaji Honda (1897-1984)
Okuyama : 奥山春季 Shunki Okuyama (1909-1998)
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Hydrangeaceae : Hydrangea|hydro(水)+angeion(容器)/アジサイ科
Dumort. : Barthelemy Charles Joseph Dumortier (1797-1878)
Juss. : Antoine Laurent de Jussieu (1748-1836)

撮影地:静岡県静岡市
安倍城跡(Alt.435m) 2008.05.20, 2012.05.30, 2012.06.08, 2018.02.14
牛ヶ峰(Alt.717m) 2008.05.28, 2008.06.06
ダイラボウ(Alt.561m) 2010.06.02
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

9 May 2012, 13 June 2012, 11 December 2015
Last modified: 17 February 2018
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by pianix | 2012-06-09 00:00 | | Trackback | Comments(5)
イワタバコ(岩煙草)
 イワタバコ(岩煙草)は、イワタバコ科イワタバコ属の多年草です。日本、台湾、中国の南部に分布し、国内では東北地方から沖縄にかけて分布する在来種です。名の由来は、岩場に咲く事が多く、タバコの葉に似る事から。

 イワタバコ科(Gesneriaceae Dumortier, 1822)は、亜熱帯から熱帯に約140属、2600種が分布します。イワタバコ属(Conandron Siebold et Zucc. 1843)は、国内には1種のみがあります。

 山地の岩場や斜面の湿気が多い場所に咲きます。毛が生えた根茎があり、花茎を数本、10~20cm程に伸ばします。翌年に展開する越冬芽があり、丸まって収容されています。無毛で表面に光沢がある葉を1~3枚出します。長さ6~30cm、幅5~15cm程の楕円状卵形で、翼がある葉柄があり、先は尖り、不規則な鋸歯があります。

 若い葉を山菜として、乾燥させた葉は生薬の苦苣苔(くきょたい)として健胃薬に用いられています。中国の科属名は苦苣苔科苦苣苔属。

 花期は7月~8月で、集散花序に紫色の花を10~20個つけます。深く5裂した萼があります。花径は10~15mmで、先端が5裂した合弁花です。花冠基部は白色で黄色の斑点が5個あります。雄しべは5個で花柱のまわりに円錐形に集まります。これはイワタバコ属の学名語源となっています。染色体数は、2n=32。果実は広披針形の朔果です。種子は細かく、光発芽種子(発芽には光を必要)です。

*【注意】民間療法、生薬などは、使い方を誤ると重大な結果を招きます。知識無く利用する事は危険です。専門家の指導なしに利用する事は避けてください。

Japanese common name : Iwa-tabako
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Conandron ramondioides Siebold et Zucc.

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花冠は経過と共に反る。円錐形に集まった中央の雄しべと基部の黄色斑紋がある。

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花と葉の大きさのアンバランスが印象的

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花は横か斜め下を向く。根生葉は初め丸まっていて広がる。
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岩に着生しているイワタバコ(中央) 2009.10.12


イワタバコ(岩煙草)
イワタバコ科イワタバコ属
学名:Conandron ramondioides Siebold et Zucc.
花期:7月~8月 多年草 草丈:10~20cm 花径:10~15mm

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【学名解説】
Conandron : conos(円錐形の)+andros(雄しべ)/イワタバコ属
ramondioides : Ramondia(ラモンダ属)+oides(似た)
Siebold : Philipp Franz von Siebold (1796-1866)
et : et alii(及び・命名者が2名の時など・&に同じ)
Zucc. : Joseph Gerhard Zuccarini (1797-1848)

撮影地:静岡県静岡市
牛ヶ峰(高山)Alt.717m/谷沢ルート 2008.08.08, 2009.10.12
[Location : Shizuoka City, Shizuoka Prefecture JAPAN]

Last modified: 13 November 2009
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by pianix | 2009-11-11 00:00 | | Trackback | Comments(0)